――次の週末に人類は滅亡だ。


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【終末の過ごし方 概要】

ジャンル:スクリプトノベルAVG
ブランド:アボガドパワーズ

動作環境:
OS  :Windows98/98
対応音源:サウンドブラスター互換
発売日 :1999年4月9日
ETC :マウス専用・HDD専用

発売価格:7800円(税別)

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【終末の過ごし方DVD 概要】

ジャンル:スクリプトノベルAVG
ブランド:アボガドパワーズ

動作環境:
OS  :Windows98/98/Me/2K/XP
サウンド:PCMが正常に再生出来る環境
  発売日 :2003年4月24日
ETC :HDD専用(空き容量200MB以上)

発売価格:6800円(税別)

備考:「終末の過ごし方オフィシャルアートワークス復刻改訂版」付き
©2003 AbogadoPowers ©1999 ENTERBRAIN,INC.


【CD-ROM版との違い】

CGが256色からフルカラーに変更。
音楽を全てリマスタリング、及びADPCMからWAVに変更し高音質化
バストアップのアンチェリ処理(背景とバストアップの境界を滑らかにする処理)の追加
「終末の過ごし方オフィシャルアートワークス復刻改訂版」(原画集、112ページ)添付
マニュアルがオンラインマニュアルに変更
価格が7800円から6800円に変更

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■ デモムービーダウンロード ■



終末の過ごし方DVD デモムービー 低解像度版 (20.5MB)


終末の過ごし方DVD デモムービー 高解像度版 (46.1MB)


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■ 修正ファイル ■


2003/05/03

終末の過ごし方DVD 修正差分 (70KB)

※本差分はWindowsXPでフルスクリーンモードに切り替えると
正常動作しなくなるバグを修正するものです。

ファイルをダウンロード後、解凍すると「SYSTEM.EXE」というファイルが生成されますので、
「終末の過ごし方DVD」をインストールしたフォルダにあるものに上書きコピーして下さい。

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  制作  :STAFF


 ※MMX命令対応により、MMX Pentium及びPentiumIIプロセッサ、 若しくはMMX命令対応の
CPUを搭載したマシンにおいては、より高速でより綺麗な画面処理等が望めます。


一例:MMX搭載、MMX非搭載における
画面比較等の機能紹介

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	知裕「――ねぇシゲさん」

	重久「ん?」

	 知裕が慎重に言った。

	知裕「確実に死ぬって判っていながらそれに対して何もしないのは…自殺になると思う?」

	 重久が、機関銃のように正確にパンを放り込んでいた手を止めた。
	 眩しそうに目を細め、知裕を見つめる。

	重久「今の…オレたちか?」



 ――1週間後に人類滅亡を控えた人々の、非日常という名の日常の物語。
 その状況の中で、諦めたように学校へ通い続ける主人公達。
 果たしてその先に何があるのか。

 ヒロインが全員眼鏡ッ子という点でも妙に注目されてみたりする――おしまいの物語。

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■キャラクター紹介へ

■キャラクター追加設定イラスト
耕野知裕(こうのちひろ)
宮森香織(みやもりかおり)
大村いろは(おおむらいろは)
敷島緑(しきしまみどり)
大塚留希(おおつかるき)
瑞沢千絵子(みずさわちえこ)
稲穂歌奈(いなほかな)
松原重久(まつばらしげひさ)
竹岡多弘(たけおかたひろ)



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プレストーリー


――次の週末に人類は滅亡だ。

国家非常事態宣言が発令されてから7週間が過ぎた。
「日本」を保存するために東京・大阪・名古屋にそれぞれ臨時政府が立てられたが、どうせど
れもムダだろうというのが大方の予想だ。
世界の主な政府、研究機関、学者たちがここまで意見を一致させた事はない。

それでもまだ、未来に希望を託す人は少なくない。
彼らは万が一の希望の為に日々、忙しく働いている。
対照的に、この事実に収まりがつかず自暴自棄に終末を迎える人も…もちろん少なくはない。
人が多くの場面で驚くほど残酷になれる事は、歴史も知っている。
この1ヶ月で様々な事が世界に起きた。
日本も例外じゃぁない。
でも…

結局、あと一週間で何が出来る?

何もできない。
逃げようったって逃げる場所が無いのだ。
世界規模の災害の前では、シェルターで生き延びる事すら無意味。
それならいっそ、苦しまずに死ねた方が幸せだ。
だから、混乱の1ヶ月が過ぎたあとは、何処も比較的静かになった。
あまりにどうしようもない状況なので逆に、各国の政府機関も軍隊も、ただ崩壊するしかなかっ たのだ。
いくつかの国の宗教・民族紛争は激化したけれど、どうやら終末前に核で人類滅亡、という事態 にはならない様子。
最初は各地で暴動が頻発し、世界はかなり混乱したけれど…。
結局、人々の生活は徐々に元に戻った。

ただ静かに、世界は死を迎える。

まぁそれでも生にしがみつくのが人間というか、生物の根性らしいけれど。
なんだかんだ言っても緊急用のサバイバルキットはものすごく売れているし、
ミネラルウォーターやカンヅメ類も凄い勢いで消えている。

奪いあって殺しあう、本末転倒な連中までいるのだ。
僕にはそれが、誰もが生き残る為の努力を放棄し、生き残った後の心配をしている様にしか見えない。
死者の蘇りを信じていた古代のエジプトでは、ミイラが蘇った後、生活に困らないように
金銀財宝を共に埋葬したそうだが…。
果たして本当に、備えがあれば憂いは無いのだろうか。

結局…死者は生き返らなかったのに?

あとには盗掘者に荒らされ、没薬で欺かれたカビの臭いと、その発生源であるミイラ、
そして巨大な墓銘碑――ピラミッド――が残されただけだ。

――それと何が違うんだろう。僕たちの行為は?

交通機関はほとんどが死んだ。
飛行機も電車も、新幹線も、一部の例外を除いてすべてがその機能を停止した。
テクノロジーは結局、根底を支える人間がいなければビックリするくらい脆い。
その構造上、特に安全性が重視された設計の原子力発電所なんかはすでに運転を停止しているそうだし、
電気自体がいつまでもつか怪しい状態だ。
電話はまだ使えるが、国外への通話はほとんどつながらない。
おかげで海外にいる親父の動向がわからない。
母さんは、毎日泣いている。

都内の電車は比較的生きている。

山の手線でも2〜30分待たなきゃ乗れなくなったけど、なんでも国鉄とかいう時代のおじいさんたちや
有志の人たちが、自力で動かしているとか。
鉄道マンの誇り? 国鉄?
…なんだかよく知らないけど万歳。

テレビもワリと普通にやっている。

最後まで放送は止めないと、スタッフがみんなでテレビに出て泣いていた。
視聴率を気にしなくてもいいのが救いだろうか。
ある芸人は、あのお昼休みのうきうきウォッチングを世界の終焉まで続けるんだと笑っていた。
とにかくトモダチの輪は、ジンルイ滅亡まで続くのだ。
最後のゲストだけ、ちょっと気になる。

ラジオは無法者のおもちゃだ。

このご時勢に、音声だけのメディアというのは厳しいのか。
それでも天下の公営放送は頑張っているが、他の放送局は丸ごとある宗教団体に買収されたり、
ちょっとした馬鹿グループに占拠されたりして、受信コードネームを『F・U・C・K放送』
とかに変えたりして一日中ロックを流したりしている。

そんなこんなで緊張感はあんまり無い。

警察も完全に機能してないから犯罪は増えてるけど、一部の警察官はそれでも交番にいてくれてるし、
さっき言ったように終末まで一週間の今の状態では、かえって凶悪な事件は起きづらいような気もする。
気がするだけで当然事件は増えているが、まだマシな状態だ。

一部の責任感の強い人たちのおかげで、思ったよりも日常が動いている。
でもそれはもしかすると責任感でさえなく、目の前の現実からの逃避にすぎないのかもしれない。
目の前の危機から目をそらし、かつての日常にしがみつく。
底無し沼に、黙々と石を積み上げる行為にすぎないのかもしれない。

その行為で何が出来る?

バベルの塔だろうか? 賽の河原の小石の塔だろうか?
それとも…ピラミッドだろうか?

結局、ヒトはあまり進歩していないのだろう――


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(c)1999 Copyright Abogado Powers


































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